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CIM-SAN-2 によるストレージ標準の実装の促進

Accelerating the Implementation of
Storage Standards with CIM-SAN-2
出典:http://www.snia.org/apps/group_public/download.php/2368/AcceleratingtheImplementationofStorageStandardswithCIM-SAN-2.pdf
注)これは4月に米国フェニックスで行われたSNW2003-Springでの配布文書です。

  コンピューティングという競争の激しい世界では、業界にとって重要な事柄を実現する際に何らかの障害があったとしても、大手のハードウェア/ソフトウェアベンダがこのように連携し協力して対処するということはこれまでほとんどありませんでした。各社は優秀な開発者を投入し、何百万ドルという費用をかけたストレージネットワーキング製品によるシステムをSNIA(Storage Network Industry Association)の標準に従って構築しており、新しい標準のSMI-S(Storage Management Initiative Specification)は、完全な相互運用性のあるストレージエリアネットワーク(SAN)用のアーキテクチャとして急速に浮上しようとしています。

  IT/エンドユーザ顧客が現在最も関心を持っている問題はストレージの管理です。そして、ストレージエリアネットワークの活性化には、この前例を見ない協力精神が欠かせません。現在進行中の作業から真に利益を受けるのは、ストレージデバイスとネットワークの最終的な購入者とユーザです。ストレージ標準の実装によって、購入した装置は、そのまま配備するだけでシームレスなストレージネットワークで機能させることができます。さらに、そのネットワークでは相互運用性を持つハードウェア/ソフトウェアベンダの製品が使用可能で、互換性の心配がなくなります。

  SMI-Sの目的は、下図で示すように、管理対象のストレージオブジェクトと管理アプリケーションの間のインターフェースを統一することです。

インターフェース統一の図

  規格が統一されると、装置購入時の主な問題は、どうすれば最善の製品を選択できるかということであり、どうすれば少なくとも動作させることができるかということではなくなります。エンドユーザは、自社に特有な個々のニーズを自由に満足させることができるようになると同時に、多様な複数ベンダの製品から成るストレージネットワークを100%の自信を持って構築できるようになります。

  ストレージ ネットワーキング市場をターゲットとするベンダにもメリットがあります。デバイスと管理アプリケーションとの間の通信を担当する低レベルの管理ソフトウェアの作成は基本的に冗長で費用がかかる作業ですが、各ベンダはこの作業から解放され、より価値の高い製品開発に力を注ぐことができます。注目すべきは、共通仕様を共有することで製品開発の費用が削減されることです。また、エンドユーザにとっては、長期的な管理コストの削減につながります。

SMIの目標は相互運用性

  ストレージ管理インターフェースの業界標準を作成する上で、その中心になるのはSMI-S(Storage Management Initiative Specification)バージョン1.0です。これはアリゾナ州フェニックスで開かれているストレージネットワーキングワールドで公開審査用に公表されています。SNIAは、これからの開発にも高い優先順位を継続し、2003年中頃には標準仕様の公表、2003年末には参加企業による適合製品の出荷という速いペースの計画を実行します。最終的にはSMI-Sが基盤となって、自動化、仮想化、セキュリティ、そして第一線のストレージ管理者が日常的に行う高い価値の機能が実現される予定です。そして、すべてのデバイスメーカがこれらの要求を同じように扱える環境が初めて実現します。

  SMI-Sに関するSNIAの目標は、ネットワークストレージのクライアント/サーバを製造するSNIAのメンバ企業が2005年以降に発売を開始するすべてのネットワーキング製品(アレイ、スイッチ、エクステンダ、アプライアンス、ライブラリ、管理ソフトウェアなど)で、その管理にSMIインターフェースが採用されることです。

  SMIのあらゆるマーケティング活動を統括しているSNIA SMF(Storage Management Forum)では、SMI-Sをサポートする数々のプログラムを用意しています。たとえば、教育プログラムの主催、IT/エンドユーザの要望の収集などに加え、検証試験プログラムの作成に取り組み、SNIAのメンバ企業が仕様に適合した製品を開発しやすくなる環境を整えています。また、ベンダの実装を試験し、標準化による豊富な機能をサポートするため、仕様の開発と並行してCIM-SAN-2 Developers Demonstrationも行っています。

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